価値観の変わった経験 ~ダイアログ・イン・ザ・ダーク~
先週末、ダイアログ・イン・ザ・ダークというものに参加してきました。
そこまで経緯を。(興味ない人は飛ばしてね。)
自己紹介はとくにすることがなかったのでいっていなかったのですが、わたしは某私立大学の社会学部で社会学を専攻しています。
社会学てなんやねん。て感じなんですけど。(またゆっくり書きたいけど偉そうに社会学を語れるほど勉強していない。)簡単にいうと社会問題など人や集団が関わっている問題を常識にとらわれずに様々な角度の切り口から解明する、的な感じの学問です。(多分)
そこで毎週一回、今後のゼミを選ぶために、ゼミの先生が各二回ずつ自分の専攻について話してくださる授業がありまして、先週は障害学、というものを教えていただきました。
といっても私は福祉を専攻しているわけではないので、障害のある方と社会の関係について学ぶのですが、その先生ははじめに、何をもって障害者とするのか、という話をされました。その中でわたしがひっかかったのは、
目が悪くてメガネやコンタクトを使用しているみなさんは、障害者ではないのですか?
というものでした。
えっΣ(゚д゚lll)
私はバリバリの近視でメガネやコンタクト無しでは普通に生活できません。でもそういわれると、メガネやコンタクトがこの世に存在していて日常の生活に支障をきたしていないから普通の人と同じように生活することが可能ですが、確かにメガネやコンタクトがなければ、私も障害者なのかな、と思いました。(ここでは障害のある方を軽くみているというわけではなく、特別視される障害者への社会の目を変えるべく、障害者と健常者と境目を曖昧にする、という目的で先生は話をされています。)
そしてその授業で紹介されたのがダイアログ・イン・ザ・ダーク、というものでした。私たちは(私だけかな?)障害者、ときくと、健常者より劣っている、と考えませんか?
しかし先生は視覚障害のある方は、みえないものを見る力(社会学的想像力)を私たちより多く兼ね備えている、と話されました。そこで、実際に視覚障害者のアテンドのもと、暗闇のなかで行動してみる、という体験ができる、と紹介されたがこのエンターテインメントでした。
前置きなげぇなぁ~(笑)
こっからは端的に話しますね。
結論からいうと
マジで価値観変わりました。
見えない、ということがこんなに豊かなものだとは、わたしは本当に知りませんでした。あまり深い理解のないものが簡単に言ってしまうのはよくないのかもしれないけど、本当に私はお金を払ってでも参加して正解だったな、と思いました。
こればっかりは本当に参加した方にしかわからないと思うので(笑)(笑)
ぜひもっと多くの方にこの感覚を共有してほしいと思います。
余談なんですけど、ちょうどそれに参加しようと考えていた頃、私は
携帯川にでも投げ捨てたろかなぁ~。
なんて考えていました。
なんだか四六時中見られているきがするっていうか。縛られている気がするっていうか。所詮携帯でのやり取りって字面だけで、相手の本当の気持ちなんかわからないじゃないですか。
めんどくせぇ~(´・ω・`)
って思ってた最中にこれに参加させていただいたので、
逆に見えることで不自由な生活をしているのは
私たちだったのではないだろうか。
本当に、そんな風に思うような体験でした。もう障害者のある方がかわいそう、なんて間違っても言えないな。
これからはお金をはらって障害者への理解をを学ぶ時代なんですよ、と笑って話していた先生の言葉が思い出されます。障害のある方が当たり前の権利を受けられる時代がやっときたのかもしれない。
社会学ってなんかなにしてるかよくわかんないときあるんですけど、本当にいろんな視点というか、多様な考え方を身に付ける、という点では、成長できる学問だと思います。もう少し障害者のあるかたへの理解が深められるといいな。いや、深めよう。
あとそんなの聞いてねーよ!って思われるかもしれませんが、
人って顔じゃねぇんだ、、、、、
というのもこの経験で痛いほど身にしみて実感しました。
(当たり前だよ!って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は今まで18年間生きてきて、人は顔だと思っていました。)
あれはまさしく恋だったよ、、、、、(一人でいうとけ。)
人間大事なのは中身ですよ。なんの話やねん。
今回はここまで!!!
興味をもたれた方はぜひ!!!
※ここでは授業同様、「障害は社会の問題である」という観点から、「障がい者」ではなく、「障害者」と明記しています。